今回のブログの内容は、生徒それぞれにとって、特に、長い目で見たとき、一番大事なことです。しかしながら、現状の学校教育や学習塾などでは、うたい文句としては言われていても、実際には、行われていないことが多いです。ほとんどの塾では、短期的に結果を求めるあまり、思考力を高めることは、なおざりにされていることが多いのではないでしょうか。小学高学年で習う「速さ」を公式を覚えさせて、当てはめることを教えて解かせる先生などは、その代表でわかりやすい例です。私も、生徒の成績結果をすぐに出すことも追い求めますが、それだけにならないように、自分自身をいましめています。「考える」ことができていなくて、応用力が育っていない生徒でも、知識を詰め込むことによって、一時的に成績を上げることはできますが、結局は、いつかどこかで伸び悩んだり、つまづいたりすることになるかと思います。
「思考力を高める」ことは、難しいことのようにも思いますが、実は、そんなに難しいことでもないようにも思います。思考力、応用力が不足している生徒達に共通して言えるのは、文章を良く読んで、しっかりと考えて解いていないことです。だから、その習慣(やり方)をまず、変えることです。しかしながら、小さい時から、文章をさっと読んで、ほとんど考えずに解いている生徒の習慣を変えることは大変なことです。たとえば、算数、数学では数字だけを拾って、公式にただ当てはめるだけのことを、理屈立てて解かせるように変えることは大変なことです。公式にただ当てはめるだけのはやく、考えないで解く方法で教える学校や塾の先生も、かなり増えてきています。考えることができていない生徒にとって、大事なことは、「答えを出せば良い」「点数が良ければよい」ではなく、考えることの重要性を認識して、変わろうと意識することです。そして、そのことを、実際の勉強で実践することです。そうすれば、少しずつ考える力がついてきます。
当塾に入る前で、考えることができている生徒で伸び悩んでいる生徒もいますが、そのような生徒は、考え方や解法などのきっかけを与えると簡単に成績を上げることができます。また、当塾に入って、理科などの計算問題などの事柄(たとえば、湿度、溶解度など)を「理屈で教えてもらえて、よくわかるようになってその教科が楽しくなった」とのうれしい意見もいただいたりもしました。
勉強する(問題を解く)ときに考えることと同様に重要なことは、勉強方法を考えることです。
塾では、「どのように考えて解いていくのか」や「勉強方法」は、ヒントを与えたり、教えたり、相談を受けたりしています。学校での解き方や宿題の取り組み方は、私のやり方とは違うかもしれません。その時、生徒それぞれ、どちらが本当に良いのかを考えることが重要です。私は、それぞれの生徒にどのように教えたら、その生徒にとって一番良いのかやどのように勉強に取り組ませたら良いのか毎日、数十年間、考えてきています。一年数か月にわたって書いてきたブログも、この「考えることの重要性」に結びつくかと思います。
私自身は、考えることが好きです。特に、歴史や経済について考えることが好きです。たとえば、天下分け目の関ヶ原の戦いで、西軍の建前だけの総大将毛利輝元は、関ヶ原に大軍勢を配備しただけで、全く戦闘に加わりませんでした。「実質の大将の石田三成は、なんとか毛利軍を動かすことができなかったか」とかを考えると楽しいです。テレビの歴史の考察番組でも、そのような内容がよく放送されてもいます。経済に関して言いますと、「アメリカのトランプ大統領の関税などの政策は、どうなって、日本の自動車産業を中心とした経済はどうなるか」とか、考えることは楽しいです。歴史は過去のことを、経済は未来のことを考えることになります。だれも、正解はわかりません。だから、楽しいのです。
まとめとして、小さい時から、考える習慣がつくように、父母やまわりの大人がもっていくことが必要です。ある程度年齢がいって、考える習慣があまりついていない生徒は、そのことを意識して、変える努力をするしかないです。考えることがあまりできていない生徒も、より考えて問題を解くようになれば、考えること(勉強)の楽しさが少しずつでもわかってくるはずです。
